2019年11月、PGAツアー「アルゼンチンオープン」で下部リーグで戦う無名選手ブレンドンマシューズが初優勝そして全英オープン出場権をかけていた最終日プレーオフ。 外せば負けが決まる2.5mのパットを打とうとしたその時、静寂から突然の叫び声。マシューズはプレーを邪魔されたことに手を広げて怒りのジェスチャーをした。
大声を発したのはダウン症の男性ファンだった。マシューズは敗れてロッカールームに向かう際、大会スタッフからその事実を聞くと踵を返してグリーンサイドに戻った。その目に涙を浮かべながら男性とハグを交わして、グローブにサインを入れてプレゼント。プレー直後の自分の態度を詫びた。 「ゴルフより大切なものがある。」と言葉を残した。 アーノルドパーマーインビテーショナルは120人すべてを招待する大会。 スポーツマンとしての模範的な行動が称賛され、マシューズが初日のティイングエリアに立った。 コンフェリツアーで最長飛距離330ヤードのマシューズのゴルフが変わっていく瞬間、見つめたいと思います。